あゆみにできること
ターミナルケア
人生の最期まで住み慣れた場所で過ごせるようにサポートするとともに、症状の緩和や心のケアに努めます。
24時間 365日対応
緊急時のご連絡には、24時間365日の対応が可能な体制を整えています。
地域に密着したサービス
他職種と連携を図り、地域に根付いた訪問看護を提供します。
全身状態の観察
血圧・脈拍・体温測定などを行い、異常の早期発見・再発防止に努めます。
内服管理
薬のセット・内服状況の確認・内服に関する助言を行います。
医療処置の実施、指導
カテーテル・酸素・ストマ・点滴などの医療機器を管理するとともに、創傷や褥瘡の処置を行います。
療養生活指導
ご利用者様のライフスタイルを整え、健康状態の維持・改善や悪化の予防に努めます。
日常生活支援
清拭・洗髪・入浴介助などのケアや、 食事・水分・栄養摂取・排泄の管理を行います。
ご家族のサポート
ご家族の介護に関する疑問に、看護師がアドバイスなどをさせて頂きます。
あゆみの看護
2ヶ月半の介助で、ご自身で歩行・入浴できるほどに回復
膵臓癌(手術後) 70代男性
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症状
5か月間の入院生活を送っていたため、ベッド上での安静期間が長く、下肢の筋力低下が著しかったご利用者様。座ることはでき、自宅のトイレまでの数メートルは何とか伝い歩きすることができるものの、転倒のリスクが高い状態でした。術後に腸瘻が入っていたものの退院直後には使用されておらず、食事は消化のしやすいものを経口摂取されていました。オムツを予防的に使用されていたものの失禁等はないご利用者様でしたが、奥様は退院後の食事や入浴などに強い不安を感じられていました。
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支援
内容歩行時にふらつきがあったため、シャワーチェアーを使用した入浴介助をメインに、週2回の介助を行いました。浴室までの7〜8m程度の歩行や衣服の着脱は一部介助のみで行えました。入浴時は洗髪や背部の洗体を介助しながら、可能な箇所はご自身で洗って頂くように促しました。状態に合わせて運動も促しましたが入浴による疲労もあり、歩行練習は行っていませんでした。食事に関しては、ご本人と奥様と相談しながら消化しやすいものを選び、時にはご本人様の希望するものを少量摂取して頂くようにしました。また、緊急時には24時間対応できるとの説明を奥様に行いました。
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効果
介助を開始してしばらくすると歩行も安定してきて、トイレや洗面台まではご自身のみで移動できるようになりました。入浴に関してはシャワーはもちろん、衣服の着脱や浴槽への入浴も1人で行えるように。時には腸瘻留置中に嘔吐されることもあり、緊急訪問の上対応したこともありましたが、食事量も増え、排便も定期的に行えるほどに消化器も回復されたため、退院後1か月で腸瘻を抜去、開始後2か月半で訪問看護も終了となりました。ご家族からは、「何かと不安はありますが、徐々に良くなっており本人も頑張る気でおりますので、なんとか家族で看ることができるかと思います。またお世話になる場合には、よろしくお願い致します」とのお言葉を頂きました。
住み慣れたご自宅で、ご本人らしい旅立ちを見送る
肺癌末期状態(90代男性)在宅酸素療法中
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症状
在宅酸素を使用しており、ADL低下もあったため、看護による入浴介助が必要となり訪問看護を開始させて頂きました。ご本人の希望により、時折車椅子を使って戸外に出て喫煙を行うこともあったご利用者様。訪問開始から3ヶ月頃経過したころ、意識レベルが低下し、呼吸状態が悪化。意識もうろうとしながらも、本人より喫煙したいと希望がありました。当初より、最期まで喫煙をして過ごしたいとのお話があったため、医師へ相談。リスクも含めご家族様にも説明を行い、了承のもとお付き添い頂き、喫煙をして頂きました。
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支援
内容ご本人の気持ちに寄り添いながらご家族様のご意向も確認した上、多職種間の連携をはかって方向性を決定した今回のケース。看護師の付き添いのもと、 酸素濃度を測定しながら一時的に酸素マスクを外して、タバコを1口、2口吸って頂き、すぐに酸素マスクを装着するなどの処置を行いました。
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効果
たった1口、2口の喫煙でもご本人様のとてもいい笑顔が見られ、「ありがとう」というお言葉を頂きました。ご家族様からは「父はあゆみさんが来てくださるのを心待ちにしていました。タバコを吸わせてもらったりと父らしい理想的な最期を迎えられたと思います。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。痒いところに手の届く、至れり尽くせりの看護をして頂き、父は思い残すことなく旅立つことができたと思います」とのお手紙を頂戴いたしました。